室戸市とは
About 室戸市とは
自然と共生し、持続的な地域の発展を目指すまち
室戸市は、人口が約1.1万人と、全国的にも人口が少ない市のひとつです。基幹産業は漁業と農業で、自然豊かな環境で育った金目鯛やマグロ、なすやピーマン、柑橘類などの農水産物は、市場からも高い評価をいただいています。また、水深200~300mから取水される室戸海洋深層水や、生産量日本一の土佐備長炭など、室戸市独自の地域産業も発展しています。
一方、高齢化率は50%を超えており、少子高齢化は喫緊の課題です。そのため、高知大学を中心とした産学官が協働し、健康社会の共創の取り組みなどもはじまっています。
一方、高齢化率は50%を超えており、少子高齢化は喫緊の課題です。そのため、高知大学を中心とした産学官が協働し、健康社会の共創の取り組みなどもはじまっています。
Features
室戸市の
5つの魅力
「ユネスコ世界ジオパーク」にも
認定されたダイナミックな自然
5,000年前からの地殻変動の軌跡が残り、今もなお隆起し続けている珍しい地域として、「ユネスコ世界ジオパーク」にも認定されています。室戸岬では、海底から隆起した岩や亜熱帯性植物などを眺めることができますし、吉良川地区の西山台地では、隆起した地形の海成段丘を活用した農業も行われています。このように室戸市は、古くからダイナミックな自然と共生しており、それらは歴史や生活文化、食文化などに根付いています。
年間平均気温16C°!
年間を通して温暖な気候で冬も過ごしやすい
室戸市は、亜熱帯性気候のため、年間を通じて温暖な気候であることも魅力のひとつです。暖流の黒潮の影響を受け、年間平均気温は16℃台、年間降水量は2,000㎜以上と高温多湿なのが特徴で、スイカや柑橘類・ビワなどの作物の栽培に適した環境です。十分な降水量があるので、夏場の水不足の心配もありません。また、年間日照時間が2,100時間を超えており、冬でも晴天が多く暖かいため、サーフィンを楽しむ方も多くいらっしゃいます。
陸から深海が近い恵まれた地形によって
もたらされる豊富な水産資源
室戸市の東海岸は、陸から2~3㎞程度で水深約1,000mの深海になります。そのため、深海に生息する金目鯛の漁獲高が西日本一であるだけでなく、深海から陸の壁に海流が当たり上昇する湧昇流が発生することで栄養分が深層から沸き上がり、非常に良い漁場となっています。また、水深200~300mから取水される海洋深層水は、清浄性や低温安定性、ミネラル成分などの栄養素が豊富であるため、飲料水や食品などに活用されています。
V字型に突き出た室戸岬や空海修行の地など、
他にはない観光コンテンツ
太平洋が一望でき、海底から隆起した奇岩に地球の息吹を感じられる「室戸岬」をはじめ、弘法大師・空海が悟りを開いたとされ、現在ではパワースポットとしても人気を集める「御厨人窟」、海洋深層水を使った温水プール「シレストむろと」、イルカと一緒に泳ぐことができる「室戸ドルフィンセンター」、廃校を活用したユニークな水族館「むろと廃校水族館」など、古くから自然と共生してきた室戸市ならではの観光コンテンツも豊富です。
ヘルステックのまちを目指した
新たな取り組み
高齢化率が50%を超え、高知県内において最も高齢化率が高い室戸市。そんな室戸市を拠点として、高知大学を中心とした産学官が、少子高齢化時代の健康社会を共創する取り組みがはじまっています。健康社会を維持するという課題は、今後、あらゆる地域が直面します。その課題の解決策として、限られた医療リソースで効果的な医療システムを提供するという取り組みの先行事例として、「室戸・高知発の健康社会モデル」の普及を目指します。
Data
データで見る
室戸市
- 人口
-
11,572人
(男性5,598人・女性5,974名)
※2024年2月29日現在
- 世帯数
-
6,863戸
※2024年2月29日現在
- 面積
-
248.2km²
(そのうち山林が約87%)
- 人口密度
-
257.6人/km²
(東京都9847.8人/km²)
※可住地面積あたり
- 業種別就業者割合
-
※2015年国勢調査
- 漁業
-
売上高
61億1985万円※2024年室戸市市勢要覧
- 農業
-
農業産出額
21億円※2021年市町村別農業産出額
- 林業
-
木炭生産量
699.2トン※2017年高知県統計書
- 年間平均気温
-
16.9℃
(東京都15.8℃)
※2023年気象庁
- 降水量
-
2465.0mm
(東京都1598.2mm)
※2023年気象庁
- 日照時間
-
2178.9時間
(東京1926.7時間)
※2023年気象庁