Introductions 06

未経験からチャレンジできる
漁師への道。
釣り好きには最高の環境

椎名大敷組合
ミッション:定置網漁業の振興

小笠原 雪斗

  • これまでの経験

    出身は高知市で、小学校5~6年生くらいから海釣りにはまり、水産高校に進学しました。船舶免許は高校在学中に取得し、卒業後はカツオ漁を行う組合に就職したものの、退職。漁師の仕事は続けたいという思いはあったので、自分に合った職場環境を探していました。結果的に高校から椎名大敷組合を紹介され、1か月ほど研修に来て、仕事内容や職場の雰囲気を見たうえで応募を決めました。

  • 現在担当している仕事内容

    大敷と呼ばれる大型定置網による定置網漁を行っています。私は現在、「三番持ち」という立場で、船首で行う作業の補助を担っています。定置網漁は、網の構造など覚えることが多いのですが、昔は「新人は見て覚えろ」という風潮が強かったようです。しかしながら今は、全くそのようなことはなく、わからないことは先輩方が教えてくれます。職場に同級生もいますし、先輩方含めて仲もよいです。

  • 室戸市地域おこし協力隊に応募した理由

    正直、地域おこし協力隊という制度があることは全く知りませんでした。やりたい仕事に就いて、家賃補助がもらえるのはありがたいというぐらいの感覚でした。企業雇用型という雇用形態である自分の仕事は、地域おこし協力隊の任期終了後も継続して組合に就職することができます。今は、卒業後も漁師をしながらお金を貯めて、30歳頃までに室戸市で遊漁船の営業を始めるのが目標です。

  • 働く中で感じている充実感とやりがい

    やはり大漁だったときが最も充実感を感じる瞬間です。椎名漁港での主な漁獲物は、ブリやアジ、サバなどで、特に冬~春先にかけて寒ブリの大群が入網することもあります。実家が居酒屋をやっているので、獲れたばかりの魚を実家に送ることもあるのですが、いつも喜ばれます。ただ、仕事自体は体力が必要な仕事ですし、夏の暑さは過酷です。私は昨年から働き始め、ようやく慣れ始めました。

  • 働く・住む環境において室戸の良いところ

    釣り好きの人にとっては最高の環境だと思います。私も毎週土曜日がお休みなので、仲間を集めて遊漁船を借りて海釣りをしています。室戸市の海は、アクシデントも多いですが、港から10分で80㎏のカンパチが獲れるなど、釣れる魚が大きいのが魅力です。当組合は、毎週土曜日のお休みの他、残業も少なく長期休暇もあるため、先輩もサーフィンをするなどこの環境を楽しんでいる印象です。

  • 今後、応募される方に伝えたいこと

    私は水産高校出身で船舶免許を持っていましたが、免許がなくても、未経験でもチャレンジできる仕事です。実際、先輩の中には別職種から転職してきた方も多いです。魚や海が好きな方はもちろん、体力に自信がある方、また、定置網漁はチームワークが大切なので、まわりの人とコミュニケーションをとるのが上手な方におすすめです。未経験から漁師になりたいという方の応募をお待ちしています。