Introductions 03

漁師町の活性化に貢献しながら、
趣味のサーフィンも
満喫する豊かな暮らし

室戸市役所 まちづくり推進課(椎名集落活動センター)
ミッション:集落活動支援(室戸岬椎名地区)

石原 光

  • これまでの経験

    長崎県出身で、大学進学を機に大阪へ引っ越しました。大学卒業後は、大阪市のメーカーで6年間ほど営業職をしていました。大阪府内を中心に兵庫県や和歌山県、三重県と広域を営業範囲としていました。残業も多く都会での働き方や暮らしに疑問を持ち始めて退職しました。15年前くらいから趣味のサーフィンで隣町の東洋町を訪れており、高知県で暮らすことを決意しました。将来的には民宿を経営したいという思いもありました。

  • 現在担当している仕事内容

    「椎名集落活動センターたのしいな」を拠点に、椎名地区の活性化に関する活動をしています。集落活動センターは地域住民の自立を目的として、住民さんたちの活動のサポートを行っています。また、観光客向けに元漁師を講師としたビン玉編みや干物づくりなどの体験プログラムを運営したり、イベントを開催して魚食販売をしたりして、経済活動を生むような取り組みもしています。

  • 室戸市地域おこし協力隊に応募した理由

    将来の目標のこともあり高知県東部で仕事を探し始め、室戸市の地域おこし協力隊の募集にたどり着きました。地域のことを深く知れると思ったことをはじめ、勤務体系や家賃補助など待遇面においても比較的良かったため応募しました。現在の業務を選んだのは、母方の祖父や叔父が長崎県で漁師をしていたため、漁師町には馴染みがあり漁師町である椎名地区の活性化に携わりたいという理由からでした。

  • 働く中で感じている充実感とやりがい

    これまでに地域の方々と様々な活動をしましたが、活動後には「またやりたいね」と前向きな発言が出てくるようになり、自分の活動が少しでも地域の自立に繋がっているのかなと感じます。また、元々ものづくりが好きなこともあり海岸でシーグラスや貝殻を拾って作品をつくる体験を企画・運営しており、好きなことを活かした仕事ができていると感じています。

  • 働く・住む環境において室戸の良いところ

    大阪で暮らしていたときとは働き方が大きく変わったと思います。メーカーで営業職をしていた頃は残業や会食も多く生活や気持ちに余裕がありませんでしたが、今では残業もなく、ゆったり暮らしています。自宅は空き家バンクで見つけた一軒家に住んでいますが、都会と比べて圧倒的に家賃も安く喧騒もありません。海も近く、サーフィンにすぐ行けるというのも魅力です。

  • 今後、応募される方に伝えたいこと

    地域おこし協力隊は黙々と一人で働くということはあまりなく、地域の方と密接に関わりながら働くことが多い仕事です。人と交流することが好きな方や、自ら色々なことを企画したいという方に向いていると思います。また、室戸市には鉄道もなく商業施設が少ないといった不便さもあります。その不便さもポジティブに楽しめる方におすすめです。私自身は早朝にウグイスの鳴き声や波の音で目覚めるこの生活が気に入っています。

プライベート写真