Introductions 05

結婚を機に室戸へ移住。
組織やミッションが明確な
環境で自由度高く働ける仕事

室戸市役所 生涯学習課
ミッション:吉良川のまちなみ支援【吉良川地区】

竹村 春菜

  • これまでの経験

    出身は東京ですが、室戸市出身だった夫と東京で知り合い、夫が家業である漁業を継ぐために室戸市に戻るタイミングで、結婚を前提に移住しました。室戸市には、夫と付き合っているときに旅行で初めて訪れました。元々祖父母が地方に住んでいて、将来的には田舎で暮らしたいと思っていましたが、予定よりもだいぶ早まりましたね(笑)。大学卒業後は、1年間ほど東京で保育士をしていました。

  • 現在担当している仕事内容

    今年3年目で任期満了となりますが、"吉良川のまちなみ"※地区の認知度向上や活性化をミッションに業務に取り組んでいます。1年目はコロナ禍でイベントなどはできませんでしたが、地域のことを知り、地域の人たちとの関係性を築きながら、Instagramを立ち上げて吉良川地区の魅力を発信しました。2年目以降は、動画を活用した情報発信や、蕎麦打ち体験などのイベントの企画運営を行っています。

    ※吉良川町にある、東西約1kmの範囲内に古くからの伝統的家屋が残る地域。国の文化財である「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

  • 室戸市地域おこし協力隊に応募した理由

    室戸市でも保育士をやろうかと考えたのですが、子供の重要な成長過程において、土佐弁や地域の文化がわからず、保育士としての経験が1年しかない自分に務まるのか不安を覚え、敢えて保育士以外の仕事を探すことにしました。地域おこし協力隊の仕事は、義母に教えてもらいました。地域のことがわからない自分にとって、地域の情報が集約されている市役所で働くというのも魅力的でした。

  • 働く中で感じている充実感とやりがい

    今取り組んでいる仕事は、すぐに結果が出るものではないですが、地元の人から「まちに人が歩いているね」と言われたり、SNSの投稿に対してリアクションをもらったり、少しでも変化を感じることがやりがいに繋がっています。また、小学生と一緒に吉良川のまちなみを歩くという総合学習の授業を企画することで、「子供と関わる仕事をする」という自分のやりたことが実現できたのも嬉しかったです。

  • 働く・住む環境において室戸の良いところ

    私は結婚したことで室戸市にも家族ができましたが、一人で移住していたとしても何とかなるだろうなと思うぐらい、人のよさを感じるまちです。生活においても車は必須ですが、通販もありますし、日常で困ることはあまりないと思います。家業の方で6次産業化に向けて通販や販促の強化を行っているのですが、地域おこし協力隊の仕事は柔軟かつ残業もないので、両立することもできています。

  • 今後、応募される方に伝えたいこと

    私は所属が市役所なのですが、組織やミッションがしっかりしているという面で、非常にやりやすかったです。ある程度環境が整った中で、ミッションを達成するために自由度高く活動することができます。移住される方の中には、やりたいことが明確に決まっている方もいれば、そうでない方もいらっしゃると思います。特に後者の方にとっては、地域おこし協力隊として働く選択肢はおすすめです。